筆者が愛用しているパタゴニアの『ナノパフジャケット』の紹介です。
こちらの商品は化繊のインサレーションと呼ばれる部類のアイテムです。
山でも街でも大活躍の優れものです。
昨年(2020年)、3割引きでこの商品を見つけたので即決で購入しました。
以前紹介したこちらの商品と共に、パタゴニアの中でも定番中の定番と言ってよい商品だと思います。
- 暑すぎず寒すぎずの中間着が欲しい。
- 使い勝手の良いインサレーションを探している。
- ダウンとの比較で迷っている。
そんな方におすすめの商品となっています。
ちなみに私はメリノウールを日常的に愛用して5年目になります。現在は40~50製品程を愛用しています。
仕事からプライベート、街から山まで365日いつでもメリノウールを身に着けています。
登山ではインナーはメリノウールですが、その上には機能的な化繊インサレーションを重ねて着ることが多いです。
商品説明
商品名 パタゴニア ナノパフジャケット
型番 84212
サイズ L
色 Crater Blue
値段 17710円(定価は25300円)
使い勝手の良さ◎
どんな時も頼りになる商品です。コンパクトに収納可能なので鞄の中に入れておけばお守りにもなるでしょう。
タフに使える生地
生地の素材は以下の通りです。
シェル:1.4オンス・20デニール・リップストップ・リサイクル・ポリエステル100%。DWR(耐久性撥水)加工済み。
パタゴニア公式HPより
裏地:1.3オンス・22デニール・リサイクル・ポリエステル100%。PFCフリーDWR加工(過フッ素化合物不使用の耐久性撥水コーティング)済み。
昨年(2020年)、購入してからかなりの着用回数ですが、生地はとても強いです。
もちろん冬の登山の行動着としても着用しますが、引っ掛かりや擦れにも耐久性抜群です。
万が一、穴が空いてもパタゴニアは修理してくれます。
暑すぎず寒すぎずの中綿
中綿に使用されている素材は以下の通りになります。
インサレーション:P.U.R.E.(Produced Using Reduced Emissions)テクノロジーを採用し、
パタゴニア公式HPより
消費者から回収されたリサイクル・ポリエステル100%の60グラム・プリマロフト・ゴールド・インサレーション・エコ。
ブルーサインの認証済み。フェアトレード・サーティファイドの縫製を採用
この中綿がちょうど良い保温力と通気性を保ってくれます。
ナノパフは触ってみると、薄すぎず、厚すぎずの感触です。
ダウンのようにフカフカではないし、保温力の割には薄いので、「これで本当に暖かいのかな?」が第一印象です。
しかし、これがどんな場面でもちょうど良い。
暑くなり過ぎないし、軽いから、着続けたくなる。そんな感じです。
汎用性の高さ〇
中間着としてもアウターとしても、晴れでも雨でも。どんな場面でも使えます。
中間着として
防風性のあるアウターを上に着れば、保温力はかなり高いと思います。
雪の降らない、または少ない地域なら真冬でも十分だと思います。
首都圏に住む筆者はよくこのような重ね着をします。
メリノウールのインナー+ナノパフ+防風性のあるアウター(ゴアテックスなど)
メリノウールのインナーとナノパフが温かい空気をため込んで、アウターがそれをカバーするイメージです。
ちなみにインナーとして着るメリノウールアイテムのおすすめはこれです。
アウターとして
街中で過ごすなら、アウターとしても活躍します。
耐久撥水加工がされているので、最初のうちは少々の雨なら弾いてくれます。(注:防水ではありません)
通気性が適度で蒸れにくいのに、風はそれほど通しません。
しかし、ダウンに比べて保温力ではありませんので、真冬の寒い日にはこれ1枚だと少々頼りない印象です。
濡れに強い!
ナノパフに使用されている中綿は化繊のプリマロフトです。
筆者が考える、化繊インサレーションの特徴は以下の通りです。(ダウンとの比較)
化繊インサレーション | ダウン | |
保温性 | 〇 | ◎ |
保温性(濡れた場合) | 〇 | × |
通気性 | 〇 | △ |
防風性 | 〇 | 〇 |
軽さ | 〇 | ◎ |
携行性 | 〇 | ◎ |
平均値高い。すべて〇。
ダウンは自然が生み出した、素晴らしい素材だと思います。
しかし、水分、濡れに弱いという欠点があります。
濡れてしまうとダウンの羽根がロフトを維持できず、空気の層を形成できなくなってしまうからです。
水分というのは外からの雨や雪だけではありません。
行動中、身体から出る汗や水蒸気もロフトの低下を促してしまいます。
ナノパフに使用されている中綿のプリマロフトはこの水分や濡れに強く、保温力が維持できます。
アクティブな行動をする場合にこの「濡れを気にしなくて良い」ことは大きなメリットとなるでしょう。
登山に使用の場合
筆者の使用経験からの印象です。
寒い季節によく着用します。
①春や秋の登山の休憩時
気温の目安は10℃~15℃位でしょうか。
汗をかいても気兼ねなく上から羽織れるメリットがあります。
例えば上にレインウェアを重ね着すれば更なる保温効果が期待できます。
②冬の登山の行動着
5℃前後が目安でしょうか。
保温と通気性の両立が得られます。
ダウンだと保温力が高すぎるし汗に弱い。ラフに使えるナノパフは重宝します。
デザインとサイズ
汎用性の高いシンプルなデザインが特徴です。
シンプルなデザイン
シルエットや色味など、デザインに特筆すべき点が無いことがこの商品の特徴だと思います。
至ってシンプル。だからこそどんな場面でも使える。
筆者の場合、登山の時はもちろんのこと、近所に買い物に行くときなど、普段の生活時に良く着用します。
とりあえず、迷ったらこれ。
ラフに使えますし、適応する温度帯も広い。軽くて着心地が良いのも手に取る回数が多い理由です。
表地の縫製は独特のパターンです。
裾にはドローコード。裾を絞って空気の流れを遮断する。また、シルエットを変化させることも可能です。
サイズ感
178cm75㎏のがっしり体型の筆者がLサイズを着ています。大きめです。
特に袖がかなり長めです。
購入時このサイズがかなり安くなっていましたので購入しました。
本来ならMサイズでちょうど良いサイズ感だと思います。
お手入れ
通常の洗濯で洗えます。化繊の強みです。
これを着て、汗をかいたなーと思った日は他の洗濯物と共に洗濯機へ。
ラフに扱えるところは本当に楽です。
ダウンなら日陰干しが推奨されていたり、羽根の偏りを気にしなくてはいけなかったり大変です。
しかし、1点。
洗濯を重ねるうちに、撥水効果は薄れていきます。
そうなると、例えば登山時の雨具としては適さないので、きちんとした防水透湿機能のある雨具をおすすめします。
まとめ
今回は、パタゴニアのナノパフジャケットを紹介しました。
適度な保温力と通気性、シンプルなデザインで多岐に渡る用途が考えられる定番品です。
登山時に着用することもできますし、街着としてもとても過ごしやすい1着となっています。
とりあえず迷ったらこれ!おすすめの化繊インサレーションです。
この商品はこちらのサイトで購入できます!